「貯蓄」と「貯金」、万一や必要タイミングに備えるならどうする?

ざっくり言うと・・・
お金を必要な時期に確実に確保するためには貯金よりも【貯蓄】が便利。
最もその手段に適しているのは保険商品である。

貯金 「お金を貯めること」もしくは「貯めたお金そのもの」を指す。
すぐに手元に引き出す事ができる一方、能動的に貯めていかない限り増えることはない。
貯蓄 「金融資産全て」を指し、基本的にほっておいてもお金自体が働いて(運用され)増えていく可能性がある。

保険商品もこの「貯蓄」に入る。
学資資金のような「必要な金額を必要な時期に、かつ確実に」貯める必要があるものは、貯金よりも【貯蓄】。
中でも保険商品が適している。
貯蓄の役割を果たしながら死亡保障等も付いてくる終身保険も用途によっては非常に有効。

ここに目次★

普段特に意識することなく使っている「貯金」と「貯蓄」という言葉。実はこの2つの言葉が持つ意味合いは似て非なるものだということをご存知ですか?

自分の子どもに、将来の学資資金を積み立ててあげたいと考えている場合、この「貯金」か「貯蓄」かで、その元となる考え方は大きく異なってきます。

お子さまが進学を希望する以上、確実にかかってくる教育資金を準備する過程で、貯金と貯蓄がどう違ってくるのかということについてご紹介いたします。

  1. 貯金と貯蓄の違いとは h2


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■「貯金」と「貯蓄」とは h3

まずは冒頭でもお話した「貯金」と「貯蓄」の違いから見ていきましょう。

<「貯金」とは>

「貯金」とは、読んで字のごとく「お金を貯めること」です。もしくは「貯めたお金そのもの」を指します。「預金」も同じ意味になります。

これは、銀行などの金融機関に口座を作ってお金を預けていくことはもちろん、会社の財形貯蓄や、ご自宅でのタンス預金も全て「貯金」になります。まさに「お金を貯めていく」状態ですよね。

なお貯金と預金は同義ですが、厳密には銀行や信用金庫に預けたお金のことを「預金」、郵便局やJAバングに預けたものを「貯金」と呼びます。

「貯金」の特徴としては、金融機関に預けた際の利子は別にして、それ自体ではお金が増えていかないということです。例えば、タンス預金で100万円を持っているとして、ご自身がそこにお金を足さない限り、100万円が110万円になることはありません。

そのため、「貯金」は常に能動的にお金を積み立てていく必要があります。

<「貯蓄」とは>

一方、貯蓄とは何かというと、「金融資産全体」を指します。上記の貯金(現金)はもちろん、株式投資、投資信託などの投資商品、流行りの民泊用として貸し出すために購入したワンルームマンションなどの不動産、そして保険商品など、金融商品全てのことを「貯蓄」と呼びます。

「貯蓄」の特徴は、それ自体でお金が増えていく可能性があるということです。もちろんその反面元本割れするようなリスクも存在しますが、株式投資では保有する株式自体が自由に価値を変え、購入した金額の100倍の価値になるということもありえます。

もちろん保険商品も保険会社が運用してくれることで、支払った保険料の総額以上にプラスして満期金や解約返戻金として戻してくれる商品もあります。

そのため、「貯蓄」はその運用により受動的でもお金が積み立てられる可能性があるものです。

■学資資金は「貯蓄」であるべき理由! h3

このように「貯金」と「貯蓄」について見てきましたが、学資資金を貯めていくためには「貯蓄」である必要があります。その理由は、「学資資金の準備については確実に資金が準備できていることが最重要だから」ということです。

でも、先ほど「貯蓄」の説明では「元本割れするリスクもある」と書いているのに、どこが確実なのか?「貯金」の方が毎月決まった額を積み立てていけばいいのだから、確実じゃないかと思われるかと思います。

確かに株式投資やFXのような金融商品で学資資金を貯蓄することは、よほど投資に明るい方以外は不向きです。しかし保険であれば、適した保険に加入してさえいれば、保険会社が倒産するということでもない限り、契約時の条件の通りの金額を受け取ることができます。

一方、「貯金」は強い意思と高い自制力が必要です。お金を貯めることが全く苦にならない人もいれば、お金はあればあるだけ遣ってしまう人など様々なタイプがいます。

後者はそもそも貯金自体が難しい場合が多いですが、前者の場合でも月によっては冠婚葬祭等の臨時出費があったとか、急遽入院してしまい医療費が必要になったなど、様々な環境変化が起こりえます。しかしそのような状況でも、常に毎月必要な金額を貯め続けていかなければいけないというのは、想像以上に大変なことです。

また、貯金をするご本人が万一亡くなるなどの予期せぬトラブルに対応できません。

■保険は「貯蓄」商品の中で、最も確実性が高い! h3

以上のように、学資資金を準備する上で目標とする時期に確実に資金を貯めておくことが非常に重要です。その確実に貯めるために、「貯金」は不向きな場合が多く、「貯蓄」の中でも投資商品は不確実性が高いため、やはり不向きです。

しかし保険は「貯蓄」商品であることから、保険会社に運用を任せておけば、「ほぼ確実」に資金を増やせるだけでなく、貯金をするご本人(契約者である親)に万一があった場合にも対応可能です。(死亡保険金として保険金を受け取る、もしくは学資保険では払込免除特約で以後の払込が無くなるなど)

そのため、「貯蓄」商品の中でも学資資金を貯めるためには最も適した商品であると言えるのではないでしょうか。

しかし、「ほぼ確実」にと書いたのは、保険にも当然リスクが存在するからです。

それは加入している保険会社が倒産した時です。

では、保険会社が倒産したら、契約した保険は消滅するのか?というと実はそうではありません。きちんとセーフティネットが用意されているんです!!

ただし、状況に応じて当初の契約内容が少し変更となる可能性があることから、「ほぼ確実」にと書かせていただいていました。

では、そのセーフティネットどはどういうものなのか、ご説明してまいります。

■保険会社倒産時のセーフティネット「生命保険契約者保護機構」について h3

保険会社が取り扱う学資保険や生命保険、医療保険は、通常その多くが長い期間加入するものとなります。しかし、その途中で今加入している保険会社が破綻してしまったら、財産の一部を失うことになります。学資として加入していた場合、それは大切に積み立てたお子さまの学資資金を失うことにもなります。

そこで、万一生命保険会社が破綻した場合でも 「生命保険契約者保護機構」によって、加入している保険契約が守られることになります。

国内で事業を行う全ての生命保険会社は「生命保険契約者保護機構」に加入しており、ご自身の加入した保険会社が破綻した場合は、以下いずれかの手順で大切な保険の継続を図ることになります。

<保険契約継続の方法>

1.「救済保険会社」が現れた場合

 名乗り出てくれた「救済保険会社」が破綻した会社の契約を引き継ぎ、「生命保険契約者保護機構」は資金援助を行う。

2.「救済保険会社」が現れなかった場合

 ①「生命保険契約者保護機構」の子会社として設置される「承継保険会社」が破綻した会社の保険契約を引き継ぐ。

 ②「生命保険契約者保護機構」自らが破綻した会社の保険契約を引き継ぐ

<その場合の留意点>

無事、救済保険会社か生命保険契約者保護機構により、保険契約が継続した場合でも、状況により以下のようなマイナス面もあります。

1.責任準備金が削減される可能性がある

 「生命保険契約者保護機構」が保険契約を引き継ぐ際は、責任準備金(保険会社が将来の保険金支払の備え積み立てているお金)が破綻時点の90%になる。

ただし、救済保険会社によって、またその状況によって削減されない場合もあります。

2.予定利率が引き下げになる可能性がある。

 平成一桁台に加入した予定利率が高い保険を始め、保険契約維持を優先するために、予定利率を引き下げる可能性があります。

以上のように、保険契約を維持するために当初の契約条件から変更となる部分もありますが、学資資金のような大切なお金を運用する「貯蓄」として、保険が最も確実性が高い(かつ安全性にも留意されている)ということがわかりました。

では、次章では実際の「貯金」と「貯蓄」である保険を例にして、お金を貯めるということの違いについて見ていきたいと思います。

第二章 万が一、契約者が死亡した場合について考える「貯金」と「貯蓄」の差 h2


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繰り返しお伝えしている通り、お子さまの大切な学資資金を貯めていくにあたり、一番重要なことは「必要な時期に必要な金額が確実に貯まっている」ことです。

この考え方に沿って、貯金をする方(親)に途中で万一があった場合の「貯金」と「貯蓄」の違いについて見ていただきたいと思います。

■死亡率 h3

まずは、「万が一の死亡の可能性」について見てみましょう。

少し前の数字ですが、以下のグラフは平成24年に厚生労働省が発表している数字を元に、男女別の死亡率を表したものになります。

ここから、60際までに亡くなる男性は全体の8.1%、女性は4.3%ということがわかります。男性の場合でも60歳までに亡くなるのは100人いて8人。ここから、世の中では「60歳までに亡くなる確率は低いから生命保険は不要」と考える論調が多いと思います。

たしかにこの死亡率を考慮した上で、生命保険に加入するかどうかというのは、各ご家庭の状況に合わせよく検討する必要があります。しかし、今回は学資資金として「確実にお金を貯める」ことを考えた場合、この死亡の確率は非常に重要です。

決して万に一つではなく、10人に1人弱は亡くなる可能性があるということをご理解いただければと思います。


■実際にお金を貯める際の「貯金」と「貯蓄」の違い h3

上記の死亡率も頭の片隅に置きつつ、ここからは実際にお金を貯める場合を考えてみましょう。ここでは「貯金」と「貯蓄」の違いがわかりやすいように、少し大きな数字を例にご説明いたします。

【お金を貯めたい人】 30歳男性 Aさん

【貯めたい金額と時期】60歳までに2,000万円を貯めると妻と約束した

という方が銀行預金でお金を貯め始めました。これは「貯金(預金)」ですね。

30歳から60歳までの30年間で2,000万円を貯めるわけなので、

 2,000万円 ÷ 30年 ÷ 12ヶ月 = 55,555円 となります。

少しキリが悪いので、月々55,000円貯めていくと仮定すると、30年間で1,980万円貯まることになります。ということでAさんは月々55,000円ずつ貯金していくことにしたとします。

<Aさんの「貯金」のお話>

29歳で結婚したAさんには、結婚当時貯金が全くありませんでした。将来のことを心配した妻から「定年退職に向けて、今から2,000万円は貯めていこう!」と言われ、一念発起したAさんは頑張って貯金を始めることにしました。

今まで全く貯金ができなかったAさんですが、30歳から毎月55,000円ずつ確実に貯めていきました。時には友人の結婚式が続き、「ご祝儀貧乏」になってしまった月も、型が崩れてしまったスーツを数着買い換えないといけないという出費があった月も、歯を食いしばって懸命に55,000円の貯金を欠かすことはありませんでした。

33歳の時に娘も誕生し出費もさらに増える中、それでも貯金は変わらず続けていました。

そんなAさんが貯金を始めてちょうど丸10年経った40歳の時、Aさんは交通事故に遭ってしまい不運にも亡くなってしまいました。

残された家族がAさんの遺品を整理していた際、Aさんがこの10年間で貯めていたお金660万円(55,000円×12ヶ月×10年)を発見しました。

660万円は非常に大金ですが、Aさんが家族に残したお金は、妻と約束していた2,000万円には大きく届かない、この660万円のみでした。

<Aさんの「貯蓄」のお話>

一方、Aさんが30歳の時点で、結婚もした自分に万一があってはいけないからと、銀行預金ではなく、3,000万円の保障の終身保険の加入を選択していたとすると、以下のようになります。

国内大手の終身保険を一例にすると、3,000万円の保障の終身保険は、60歳払込で月々の保険料は約55,000円です。そのため、Aさんは55,000円を毎月保険会社に払い続けていました。

途中何度か、妻から「お金貯めるって約束したのに、なぜ生命保険なの?そんなに高い保険に加入しないで、その分貯めたらいいのに・・」と言われていたものの、Aさんは「大丈夫!これでちゃんとお金の準備はできるから」としか答えてくれません。妻はあまり納得していなかったものの、Aさんがそう言うので、信じて任せることにしました。

そんなAさんが保険に加入し始めてからちょうど丸10年経った40歳の時、Aさんは交通事故に遭ってしまい不運にも亡くなってしまいました。

残された家族は、Aさんが生命保険に加入していたことを思い出し、保険金の請求をしたところ、死亡保険金として3,000万円受け取ることになりました。

このように、Aさんは自分に万一があった場合を考え、終身保険を選択していたことで、

妻に約束していた以上の3,000万円という大金を残すことができました。終身保険であれば、仮にAさんが亡くなったのが契約日の翌日だったとしても、家族には3,000万円を残すことができます。

でも、これを読んだ皆様はきっとこう思うと思います。「それって、死亡保険金であって、亡くなったらもらえるお金だけど、亡くならないともらえないお金でしょ?」と。

確かにその通りで、この3,000万円は亡くならないともらえないお金です。

でも実は終身保険がこれだけでないことが、保険が「貯蓄」たる所以であり、「貯金」することと大きく異なることなのです!!

<保険が「貯蓄」になるワケ>

では、先ほどのAさんが40歳で亡くならなかった場合を考えてみたいと思います。

Aさんは30歳から始めた終身保険の保険料55,000円を毎月欠かさず払い続け、無事60歳を迎え、全ての保険料の払込を終えました。

支払った保険料総額は、55,000円×12ヶ月×30年=1,980万円です。

でも、1,980万円も支払ったにも関わらず、この時点では手元に1円もありません。

「この30年、1,980万円も支払ったのに1円も手元に残らないなんて・・・。あなたが元気でいてくれることは喜ばしいことだけど、結局あなたに何かないと受け取れないものなら、どうやってこれからの生活費にしたらいいの!!」

妻はカンカンです。でもAさんは一向に慌てる様子もなく、「大丈夫だから!」とただ笑うだけでした。

65歳を迎えたAさんは、22歳から勤め上げた会社を定年退職することになりました。

娘も先日結婚し、夫婦二人になったこともあり、大きな死亡保障も必要が無くなったため、Aさんはおもむろに加入していた終身保険を解約することにしました。

すると、解約返戻金として約2,100万円のお金を受け取ることになりました!!

実は、終身保険は払込が終わるまでに解約した場合、その解約返戻金は支払った保険料総額より少ない反面、払込が終了した翌年以降、解約返戻金は保険料総額を超え、年々増加していくという仕組みになっているのです!

(詳しくは、『終身保険で学資保険を代用するという考え方』をご参照ください)

「ほら、30歳の時に約束していた2,000万円、確かに貯まっているでしょ。:

Aさんは、妻との約束を確かに果たすことができました。

ここまでご覧いただいた通り、これが保険が「貯金」と「貯蓄」としての保険の大きな違いです。イメージしやすいように大きな金額にてご紹介いたしましたが、このように保険を用いることで、どのような状態になったとしても「必要な資金を必要なタイミングで確実」に 残すことができます。学資資金のような資金を保険で積み立てることが良いとされる所以はここにあります。

第三章 まとめ h2


https://www.pexels.com/photo/2-girls-hugging-each-other-outdoor-during-daytime-225017/

ここまで、「貯金」と「貯蓄」の違いについてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。今回お伝えしたことをまとめると、以下の通りになります。

 ・「貯金」は「お金を貯めること」もしくは「貯めたお金そのもの」を指す。基本的にお金自体が働くことはないため、能動的に貯めていく必要がある。

 ・「貯蓄」は「金融資産全て」を指し、基本的にほっておいてもお金自体が働いて増えていく可能性がある。保険商品もこの「貯蓄」に入る。

 ・学資資金のような「必要な金額を必要な時期に、かつ確実に」貯める必要があるものは、「貯金」よりも「貯蓄」、中でも保険商品が適している。

次回は、上記でもご紹介した終身保険を学資資金を貯めるのに利用することについてご紹介していきます。


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