がん保険の解約と解約返戻金について

がん保険の解約と解約返戻金について

この記事の内容をざっくり言うと・・・

  • 解約返戻金があるがん保険は限られている(貯蓄型のがん保険は限られている)
  • 解約返戻金を受け取る際に税金がかかる可能性は少ないのでまとまったお金が必要なタイミングで有効な資金となるケースもある

若いうちにいったんは「終身型がん保険」に加入しても、ライフスタイルの変化や新しいタイプのがん保険の登場によって、見直しや解約の必要に迫られるかもしれません。

貯蓄型の保険であった場合、解約をした際にこれまで積み立てたお金の一部が戻ってきます。このように保険を解約した際に保険会社から支払われるお金を「解約返戻金」と言います。

がん保険は、掛け捨て型が主流のため、解約返戻金は一部の終身型がん保険のみで用意されています。保険を掛け捨て型にすべきか、貯蓄型にすべきか迷っている方のために、今回はがん保険の解約返戻金についてお伝えします。

がん保険の「解約返戻金」の特徴

(リンク元URL https://www.pakutaso.com/20170705188post-12424.html)

そもそも、解約返戻金のあるがん保険は限られている

解約返戻金は、終身保険や養老保険など貯蓄性の高い保険に設けられていることが多いです。一方、病気やケガに「備えるため」の医療保険などは掛け捨て型のタイプが主流です。医療保険の一種であるがん保険についても、同様に掛け捨て型の保険がメインとなっています。

しかし、中にはがん保険であっても貯蓄機能が備わっており、解約返戻金が支払われるタイプもあります。貯蓄性のあるがん保険は、「保障部分」と「貯蓄部分」に分かれており、貯蓄部分が原則として解約返戻金の原資になります。

したがって、解約返戻金付きのがん保険は、貯蓄部分を上乗せした保険料を支払う必要があり、保険料は総じて割高になります。同じ保障内容だとすると、貯蓄型は掛け捨て型の3倍もの保険料がかかってしまうことも多いです。それでも、貯蓄型がん保険は、掛け捨てに抵抗のある人たちには一定のニーズがあります。

支払った保険料の全額が返戻されるわけではない

また、前述のように、解約返戻金に充てられるのは払込保険料のうちの「貯蓄部分」です。さらに、貯蓄部分の中から運用の経費などが差し引かれるため、実際に返戻されるのは思ったより少額だったというケースも珍しくありません。解約返戻金の割合は保険の契約内容によって異なりますが、50~80%に設定されていることが多いです。

途中解約すると解約返戻金は少なくなる

上記の「貯蓄部分」は、保険会社により運用されます。そのため、一般的に払込期間が長ければ長いほど、解約返戻金の割合も上がってきます。

まれに、払込期間終了後まで一度もがんにならなかった場合は、支払保険料が全額返戻されるがん保険もあります。貯蓄とがん保障を両立したい方にはおすすめできる内容ですが、途中解約してしまうと返戻率が極端に下がるというデメリットがあります。さらに、このタイプは保障機能も手薄な傾向にあるため、保障も貯蓄も中途半端だと感じる人も多いでしょう。

解約返戻金の3つの型

(リンク元URL https://www.pakutaso.com/20170309062bitcoin.html)

解約返戻金は、大きく分けて3つの種類に分けられます。がん保険に貯蓄機能を求める方は、解約返戻金がどの種類に属するかを契約前に確認しましょう。

従来型

一般的な貯蓄型のがん保険です。あらかじめ保険会社が定めた返戻率に従って、解約返戻金が支払われます。返戻率とは、支払った保険料のうち、いくら返戻されるかを表す数値のことです。この型であれば、途中で解約しても払込保険料の80%程度の解約返戻金が支払われることが多いです。貯蓄機能がある程度備わっているため、保障も貯蓄もある程度重視したい方に人気があります。

低解約返戻金型

低解約返戻金型は、保険料払込期間中に解約した場合、解約返戻金の返戻率が30~60%と低く抑えられるタイプです。その代わり、保険料払込期間終了後に解約する場合は、返戻率が100%近くなります。ただし、途中で解約すると大損になる可能性が高いので、リスクもあるタイプです。なお、途中でがんになった場合は、その分解約返戻金が差し引かれます。

無解約返戻金型

いわゆる「掛け捨て型」と言われるタイプのがん保険です。解約返戻金が無い、または極端に少ないのが特徴ですが、安い保険料でがん保険の保障を充実させることができます。がん保険に貯蓄機能をあまり求めない人には、このタイプの型が支持されています。手軽に加入できるのは大きなメリットであるといえます。

解約返戻金に税金はかかる?

(リンク元URL https://www.pakutaso.com/20140306073post-3942.html)

次に、解約返戻金を受け取った後の課税関係も気になりますね。一時金として解約返戻金を受け取った場合「一時所得」として所得税の課税対象になります。一時所得として課税対象になる金額は、以下のように計算されます。

(解約返戻金の額-払込保険料相当額-50万円)×2分の1

この計算式から見て分かるように、解約返戻金の金額が払込保険料総額を超えないケースや、超えたとしてもその差が50万円以下にとどまるケースであれば、税金はかかりません。したがって、返戻率が100%を超えること自体が極めて稀ながん保険の場合、解約返戻金に税金はかからないことがほとんどです。ただし、古いタイプのがん保険には、返戻率が100%を超えるものもあります。詳しくは、保険会社に確認してみましょう。

なお、解約返戻金を年金形式で受け取る場合は、雑所得の課税対象になります。雑所得の課税対象となるのは、その年に受け取った年金の額から、その金額に対応する払込保険料の金額を差し引いた金額です。この場合は所得税分があらかじめ源泉徴収されます。

解約返戻金に関する説明は下記の学資保険に関する記事でより詳しく説明をしているので気になるかたは読んでみてください。

満額受け取れないケースも?学資保険にかかる税金について

解約返戻金の振込時期について

(リンク元URL https://www.pakutaso.com/20170326066atm.html)

何らかの事情ですぐにお金が必要になり、やむを得ず保険を解約する方は、解約返戻金が支払われるタイミングも気になるところですね。そこで、解約返戻金を受け取るまでの流れと、振込時期について簡単に説明します。

解約返戻金を受け取るまでの流れ

1.保険会社に連絡し、解約の手続きを取る

まずは、契約している保険会社や保険代理店に電話で連絡して、解約の手続きをしたいと言いましょう。しばらくすると、保険会社から解約手続きに必要な書類が郵便で送られてきます。

2.解約書類、保険証券などを保険会社に提出する

送られてきた書類に必要事項を記入した上で、保険会社に返送します。保険会社で書類確認後、解約手続が行われます。一般的には、保険会社または保険代理店が書類を受領した日が解約日となるため、電話連絡しただけでは解約は完了しません。送られてきた書類を放置しないようにしましょう。

3.解約返戻金の振り込み

保険会社の方で解約手続が完了したら、解約完了のお知らせが届きます。その後、指定した口座に解約返戻金が支払われます。この流れは保険会社によって多少違いますから、気になる方は確認してみてください。

解約返戻金の振込時期

解約返戻金の振込時期は、保険会社によって異なります。解約日から数日ないし1週間程度を見ておくと良いでしょう。ただし、提出書類に不備がある場合は、さらに時間がかかってしまいます。早く解約返戻金を受け取りたい方は不備のないようにしてください。

まとめ

(リンク元URL https://www.pakutaso.com/20150842216post-5845.html)

以上のとおり、がん保険の解約返戻金について解説しました。がん保険の解約返戻金の額は少なく、払込保険料の100%が支払われるケースは非常にまれだということが分かりました。一方、解約返戻金に税金がかかる可能性は低いですし、振込時期も解約日から1週間程度と短いので、解約返戻金制度は、まとまったお金が急に必要になった人には一定のメリットがありますね。

しかし、本来がん保険は、がんになった際の治療費や生活費を補てんする目的の保険です。解約返戻金の返戻率によってがん保険を選ぶのは、本末転倒です。がん保険以上に貯蓄に優れた保険は、他にもたくさんあるからです。がん保険の「保障」の部分も大切なので、先々を見据えて総合的に判断しましょう。

では、どの部分に重点を置いてがん保険を選択すると良いのでしょうか。次回は、がん保険の契約に際して生じる疑問について幅広くお答えしていきます。

【参考資料】

・保険の教科書「生命保険の解約返戻金で損をしないための6つのチェックリスト」

生命保険の解約返戻金で損をしないために知っておきたいポイント

・保険の教科書「がん保険の解約返戻金はどれくらい?解約と再加入の時の注意点」

がん保険の解約返戻金はどれくらい?解約と再加入の時の注意点

保険商品をうまく活用するためには、保険のプロに相談するのが最も確実な近道であるといえます。

特にがん保険は人気があったり加入率が高いからといって安心とは言えず、個人の事情や最新のがん治療の状況に基づいた判断をする必要があるので専門家への相談はかかせません。 当サイトでは大企業に在籍する保険相談員による無料保険相談を承っています。 ご希望のエリアのカフェに伺う事も可能なので 興味のあるかたは下記フォームからお申込みください♪

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