老後の備えと個人年金保険をライフステージ別に考える

老後の備えと個人年金保険。どう考える?

ざっくり言うと・・・

  • 老後に安心した生活を送るためには公的な社会保障制度だけでは不十分
  • どのくらいの額が不足し、どのように賄うかを考える必要がある
  • 個人年金保険は上記に対する最も一般的な選択肢の一つ

個人年金年金保険は終身それとも?

老後の備えをライフステージ別に考える

老後の資金資金作りは、いったいどうしている?

老後の資金作りというと、一般的には『年金』という言葉があてはまりますね。

しかし、国の制度から考えると、実際には国民年金だけでは生活ができないということが、最近では浮き彫りになってきています。

では、いったい国民年金以外に、どのように老後資金を作っていけば良いのか考えてみたいと思います。

一般企業に勤めている場合は、厚生年金に加入することもできますが、やはりそれを含めても、老後の生涯がお考えると不安になりますよね。

では、いったい老後生活を豊かにおくるには、どれくらいの金額を貯蓄すればよいのでしょうか。

老後における毎月の家計から考える

総務省『家計調査報告』によると、高齢世帯の夫婦2人の1ヶ月の支出は、24万3864円と言われています。衣食住に加え、医療費なども必要となってくるからです。

逆に収入といえば、年金などによる社会保障給付が、19万4871円程度なっており、その他1万8505円ほどの収入があった場合でも、毎月6万2326円の赤字が出るという調査結果が出ています。

では、シングルの高齢世帯では、どうなのでしょうか。

1ヶ月の支出は、15万6000円と言われています。さすがに、夫婦2人世帯の支出よりも低く抑えられていますが、同様に収入も低くなってしまいます。

社会保障給付が10万4832円、その他1万437円程の収入があった場合でも、毎月4万1195円の赤字になってしまいます。

どのような世帯であったとしても、社会保障給付があったとしても、毎月の赤字は必至となってしまうようです。

しかし本当に、そんなに必要なのかと思われがちな老後資金なのですが、現在の生活費から考えて頂いても良いでしょう。社会保障給付としての年金額だけで、衣食住、また医療費を賄えるものなのか、考えてみてください。おそらく、毎月赤字が出てくると思います。

老後にどんな生活を送りたいかによって生活は大きく異なりますが、ゆとりある生活を送ろうと思うならば、夫婦2人で35万4000円が必要となるのです。

老後における一生涯の必要貯蓄から考える

毎月の生活費は先ほどご紹介しましたが、生涯にわたっての老後の貯蓄は、どれほど必要となるのかを考えてみたいと思います。

仮に60歳で退職をして90歳まで生きたとします。

まず、問題となるのが、60歳から65歳までが年金がない状態となります。いわゆる無収入の状態で、毎月必要な金額が5年間も支出し続けることとなります。

さらに、高齢になってくると、医療費にも注意が必要となってきます。

病気や介護についても考え、1人あたり200万円から300万円ほどは供えておく必要があります。

そうなると、持ち家を前提として最小限で計算すると、基本生活を送るために目標とする金額は、夫婦2人で約4200万円、シングル世帯の場合なら、2600万円が目標額となることになります。

しかし、この金額はあくまで基本ベースとした金額です。

ゆとりのある生活を送りたいと考えるならば、さらに500万円から1000万円を上乗せして

考える必要が出てきます。

このように、老後の資金は終身にわたり必要となります。

では、いったいどのように、老後の資金作りをしたら良いのでしょうか。

老後の資金作りの方法

保険クリニックで実施された20歳から60歳を対象に250人アンケート調査を実施した結果、

老後の資金作りをしている人は、全体の約33.8%しかいないことがわかりました。

また、その資金作りの方法についてですが、

1位 預貯金

2位 個人年金

3位 生命保険

このような結果となっていました。

1位の『預貯金』

預貯金で賄うには、かなりの自己管理能力が問われますね。ライフステージから考えると、預貯金は、結婚後の子どもの成長に伴う教育資金に充てられることや、住宅購入資金として必要となる場合も出てきます。若い頃から、預貯金だけで老後を送ることを考えていた場合は、自身のライフステージを考えて貯蓄していく必要が出てきます。

しかしながら、日々の生活の中で、多大な金額を蓄えていくには、不安が残ります。

老後の生活資金は、日々の生活資金とは別と考えて備えていく必要性があるのではないでしょうか。

2位の『個人年金』

では、2位に浮上している個人年金を利用しての老後資金の準備はどうなのでしょうか。

年金には、国民年金や厚生年金などの制度がありますが、現在の時勢から考えると、個人年金などによる自助努力が必要となっているのが現状と言われています。

3位の『生命保険』

生命保険といっても、さまざまな種類があります。

老後資金にと考えていても、主体は生命保険であるため、老後の生活費を貯蓄するためには、かなりの保険料を捻出する必要がでてきてしまします。

個人年金保険への加入をどう考えるか

個人年金と一言でいっても、いろいろな個人年金があります。

ここでは、生命保険会社が扱う個人年金保険の加入について、考えていきたいと思います。

個人年金保険に加入するということは、その自助努力とも言われており、税制にも控除が発生し、優遇されております。所得控除を利用できるなら、それに越したことはありません。

また、個人年金は、強制的に支払いをして貯蓄されていきます。途中解約して元本われなどがあってはいけませんが、長期にわたる老後資金の準備においては、ピッタリになるのではないでしょうか。

結婚している場合どう考えるか

『価格.comリサーチ』での生活保障に関する調査(平成28年度)のライフステージ調査によると、私的に老後資金の準備を始めている人の割合は既婚者では6~7割となっています。特に子どものいない既婚者はさらに高めとなっています。

まだ子どものいない家庭で共働きであれば、特に家計にゆとりがあるため、男性の個人年金保険への加入割合が大きくなっています。

女性の加入については、子どもが大学を卒業するなど、家計にめどが立つなどの年代になってくると、個人年金保険への加入率が、高くなる傾向があります。

子育てが一段落し、自身の老後を考える時期になって加入を検討するかたが多いとも言えるでしょう。

それでは、人生のフェーズ別の検討タイミングについてお話をしていきたいと思います。

子どものいない既婚男性の場合

個人年金保険は、加入する年齢によって保険料が決まります。若ければ若いほど、払い込む期間が長くなるため、1ヶ月あたりの保険料が少なくてすむという理由からです。

ライフステージから考えると、結婚した後、子どもが生まれてくる前に加入することが一般的です。そうすれば、ご自身の年齢も若く、子どもの教育資金がまだ先の話であるため、比較的に金額も安く、入りやすい時期となっているのです。

奥様との老後に備えたライフプランを早めに検討し、必要に応じて個人年金保険をお早めに検討しましょう。

では、すでに子どもがいるという既婚男性は、いつ加入すればよいのでしょうか。

既に子どものいる既婚男性の場合

教育資金とは別で考えることをオススメします。
義務教育が終わってから考えようと思うと、子どもの教育費が思っていたよりも高くなり、結果として検討が難しくなる可能性もあります。

現在の生活費以外に教育資金が大きく増してしまう前に、老後資金を踏まえて検討していきましょう。

既婚の女性の場合

生活に余裕があるのであれば、女性も若いうちに夫と一緒に加入しておく事も一つの手です。

しかし、個人年金保険は、あくまで老後の生活資金の準備となるものです。

考え方や環境にもよりますが、結婚のあとには、生活や子どもの教育資金も準備しなくてはなりません。老後の生活資金を大量に準備して、結婚後の家計に響くようなことがあっては本末転倒です。

ライフプランを考えて、決して無理のない個人年金保険への加入をオススメします。

独身の場合どう考えるか

生涯独身を通した場合には、約2600万円ほどの貯蓄を用意しなければなりません。その額は簡単に貯蓄できるものではなく、何かしらの貯蓄方法が必要になることが分かります。

また、60歳で定年を迎えたのちに、社会保障制度が始まるまでの間も、働く必要がある場合もあります。

独身者が高齢になった時には、医療費や介護についても注意が必要です。
生活費用だけで考えてしまうと、思わぬ老後を送ってしまうことにもなりかねません。

高齢になった後に独身で身体を患ってしまった際には、
身内に頼るのは難しく介護制度を利用する必要と出てきます。
介護はもちろんですが、病気になったときの医療費などを考えると、さらに500万円から1000万円を上乗せして考えておく必要があります。

国の介護制度もありますが、あくまで最低限の介護であり、充分な生活をするには自費の負担が大きくなることは容易に想像がつきますよね。

このようなことを踏まえると、国の保障にだけ頼らない貯蓄をしていく必要があります。
自助努力として個人年金保険を考えるのもその一つの手となります。

もちろん、現時点では独身でも将来的に結婚をする可能性もあるかと思います。

結婚後には、出産、育児、教育と更なる出費が重なります。仮に独身時代に老後資金を貯蓄していっていたとしても、子どもの教育費や住宅購入費などに消えてしまうこともしばしばです。

そのようなライフステージも考えた上で貯蓄することは、現代社会では非常に困難な状況になっています。

そのため、「まだ独身だから大丈夫・・・」と先延ばしにせず一度自身の貯蓄と老後の必要資金を考えてみてはいかがでしょうか。

個人年金保険への加入は老後に備えるために非常に有効なオプションです。

個人年金保険は、若いほど、月々の支払う保険料は安く済みますので加入するならば早期での検討をオススメします。

大きな保障や利益が出るものではありませんが、
老後までの長い期間、毎月強制的に積み立てられていくものなので、長い目で見たときに大きな助けとなるはずです。

老後までに貯蓄しておきたい金額を考えるか

老後までに貯蓄しておきたい金額を実際に計算をしてみましょう。

夫婦2人の場合

60歳で退職し、65歳から公的年金を受け取る場合を考えます。

①60歳から64歳までの、無収入期間の生活費

 生活費27万5000円×12ヶ月×5年間

②65歳から90歳までの生活費

 年金だけでは足りない金額6万2000円×12ヶ月×26年

③もしもの病気などに備える金額

 300万円×2人

これらを合計してみます。

①1650万円

②1934万円

③600万円

合計すると、4184万円にものぼります。

独身の場合

①60歳から64歳までの、無収入期間の生活費

 生活費15万6000円×12ヶ月×5年間

②65歳から90歳までの生活費

 年金だけでは足りない金額4万1000円×12ヶ月×26年

③もしもの病気などに備える金額

 300万円×1人

これらを合計してみます。

①936万円

②1279万円

③300万円

合計すると、2515万円となります。

このように、社会保障制度の収入だけに頼る場合、預貯金だけでは老後の生活に不安が出ることがよくわかりました。
さらに、この算出された金額は、持ち家があることが前提の計算となっています。もし、住宅ローンが残っていたり、賃貸で暮らしている場合には、それらの支出が加わってきてしまい、更なる金額が必要となります。

また、ただ生活するだけといった老後を送ろうと思っている人は少ないと思います。元気なうちに、若い頃できなかったことを楽しみたいと思うことが一般的です。

やっと現役を引退し、自由な時間を長く暮らすことになったとき、何をしたいと考えますか?旅行や趣味などをしてみたいと考えたなら、それを実現するだけの貯蓄が必要となってきます。豊かな老後を送るためには、健康でいることも必要です。

医療も最先端をいき、後期高齢化社会といわれる今、公的制度だけでは豊かな老後を送ることが難しくなってきているのが現状です。そこで必要となるのが、自助努力となってきます。その自助努力には、さまざまな方法があります。

投資信託などの証券や株式、生命保険における貯蓄、銀行で定期預金として貯蓄していくこともなどがあげられます。

中でも老後の準備として、リスクなく一般的にオススメをされるのが、個人年金保険です。

一般的とは言っても一体、どれくらいの人がどのくらいの額を個人年金保険に加入しているものなのか。

それは下記の記事を読んでいただく事で知識を深めて頂ければと思いますが、最低限の確実な老後資金を貯めるための努力をしていくことを、オススメします。

<参考記事>
個人年金保険の保険料は月々かけるのが一般的なのか?~事例をもとに~

まとめ

昨今話題となっている年金問題で、老後の心配をされている方も少なくはないと思います。

「年金はもらえるのか?」そういった不安を抱かれていると思います。

年金制度が崩壊する可能性は、極めて低いと考えられていますが、将来の年金給付水準の減額や、支給年齢の引き上げは十分に考えられます。

自助努力が必要な時代となっていますので、老後までの貯蓄しておきたい金額については今一度検討するようにしましょう。

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