生命保険の種類と特徴①定期保険について

生命保険における定期保険の特徴は?

この記事の内容をざっくり言うと・・・

  • 生命保険における定期保険種類は加入期間と更新方法によって大きく分かれており、掛け捨てとなるが安い保険料で高い保障を得られるものと月々の保険料は高くなるが解約返戻金が戻ってくるものがある。それぞれ自身のライフステージ、年齢、性別などによって適切な保険は異なるので専門家への相談が好ましい

前回の記事にて、生命保険の概要と、生命保険には、いくつかの種類があることを記載しました。ここでは、生命保険の代表格と言っていいものの一つ、「定期保険」について詳しく記載していこうと思います。

定期保険の特徴を抑えながら、定期保険にも様々な種類がありますので、それぞれおおよその理解を深め、向いている人の特徴、加入を検討する際のポイントなども確認していきましょう。

定期保険は終身保険と並んで、死亡保険の代表の一つです。保険の加入時に、また、見直す際に、自分にあったものを選択できるよう、理解を深めておきましょう。

定期保険とは〜どんな種類があるのか〜

https://www.pexels.com/photo/blur-close-up-corporate-focus-556965/

定期保険とは、保険料を支払っている期間だけ死亡保障を受けられるという保険です。保険料は掛け捨てと言って、支払った保険料は返ってこないものになりますが、その分万が一の際に手厚い保障を受けられるという特徴があります。加入期間、更新方法、また、定期保険のタイプなどで、以下の特徴がありますので、一つずつ見ていきましょう。

加入期間の決め方について

定期保険は「定期」と言うように、加入期間が重要です。加入期間を終えた直後に死亡した場合、それまでの保険料に関係なく、期間外のため保障である保険金は受け取れません。そのため、定期保険の期間をいつまでにするかはとても重要なのです。その期間の決め方には2つの種類があります。

・年満了型(短期型)

年齢でカウントするのではなく、「加入時から◯年間」という形式で期間を決めるタイプの保険です。短期間での契約に多く見られます。

・歳満了型(長期型)

一方で、何歳から加入しても年数でなく、「◯歳で満期」といった形で契約の終了時が決められるタイプを歳満了型といいます。保険期間は、保険会社にもよりますが、60~80歳の中から5年単位で指定できます。このタイプは長期間の契約に多く見られます。

契約満了後の更新について

定期保険は契約期間が過ぎれば保障を受けることができなくなります。加入者が引き続き保障を必要とする際に便利な更新制度も設けられていますので、更新方法別の2種類のケースを記載します。

・更新型(短期型)

一般的に定期保険は、保険会社にもよりますが、10〜50年の間で、本人が80歳を超えない期間で契約期間を選択し、期限が過ぎれば自動で更新されるような契約を結びます。更新通知はされず、更新時の年齢によって保険料が変わる仕組みです。年齢を重ねると、特に50歳を過ぎると死亡するリスクは上がるため、それにしたがって保険料が上がっていきます。加入初期の保険料が安いため、短期間契約に向いているでしょう。

上記の「年満了型」の定期保険は、更新型を取っていることがほとんどです。また、更新型の定期保険は、支払った保険料が返ってくることもなく、文字通り「掛け捨て」のタイプの保険となります。

・全期型(長期型)(貯蓄型)

一方で全期型は、保険期間が終了すれば契約も終了するタイプで、上記の契約期間の長い「歳満了型」の契約に多く見られます。そして、加入期間が長期にわたるにも関わらず、保険料は一律です。更新型と比べると、死亡リスクの高い高齢時の保障も含まれているため、保険料は高めに設定されます。

解約すると、解約返戻金(かいやくへんれいきん)という形で多少の解約金を受け取ることのできる、貯蓄型よりの定期保険と言えます。返金制度については、40代までで多く払っていた保険料が、それまでに解約すると返金されることがほとんどで、死亡リスクの高まる40代以降は返戻金が徐々に減っていくのが一般的です。

特別プランも2種類

定期保険には、利用者のニーズに合わせて、受け取れる保険金の金額が変化する以下の2種類が提案されています。

・逓減定期保険

契約期間内において、年数が経つにつれて保険金額が減り、それに伴い支払う保険料も抑えられる定期保険です。通常、年齢が高くなるにつれて、子供の養育費や住宅ローンなどの責任や債務は減っていくため、高齢になるにつれて保険金の必要額は加入当初よりも減っていくと言えます。保険金を下げる代わりに支払う保険料を下げる逓減定期保険は、合理的な保険と言えるでしょう。

・逓増定期保険

逓増定期保険は、主に法人税対策として加入される定期保険です。貯蓄の要素も兼ね備えており、10年未満で払った保険料の全額近くが解約返戻金として戻ってきます。つまり、年々の保険料で法人税を抑えられる上に、退職金や事業拡大や大きな出費がある際に解約した場合、解約返戻金が戻ってくるということです。

定期保険の種類まとめ
加入期間 年満了型 「○年間」という契約方法
歳満了型 「○歳まで」という契約方法
更新方法 更新型(短期型) 年満了型に多い。自動更新。
保険料は年齢に応じて上がっていく。
全期型(長期型) 歳満了型に多い。加入期間、保険料が一定。
返戻金があるケースもある。
保険料特別プラン 逓減定期保険 年数が経つにつれて保険金、保険料が下がっていくプラン。
逓増定期保険 10年未満の支払いで、解約返戻金が全額戻ってくるプラン。

定期保険のメリット・デメリット

https://www.pexels.com/photo/adult-agreement-beard-beverage-541522/

ここまでは、定期保険の特徴や種類について記載しました。この章では、その特徴を踏まえた上で、定期保険のメリット、デメリットを記載していきます。

 定期保険のメリット

●保険料が安い

他の積立貯蓄の要素を含む保険に比べると、「積立制度が無く保障だけ」という、シンプルな保険になるため、保険料が安いことが特徴です。そのため、定期保険で最低限の保障をしてもらい、希望の保険料や保障、今後積み立てる保険金などを加味し、臨機応変に他の保険とかけ合わせることも可能です。

●高額な保険金をかけることも可能

第2のメリットとして、保障が手厚いことが挙げられます。保険料が安価なので、その分高額な保険金も大きな負担なく掛けやすくなっています。

●家の経済状況に対応しやすい(見直しがしやすい)

特に短期型の定期保険は保険料が掛け捨てのため、収入が減り保険料が払えなくなった場合、反対に収入が大幅に増えるなどして保障が不要になったという場合も、契約を打ち切ることが簡単です。保険商品も年々変化していきますし、自分に合った保険が見つかった場合に乗り換えることもできます。

デメリット

・満期で保険金が降りない

定期保険は期間内のみの保障です。たとえ何事もなく契約期間を終えたとしても満期保険金が降りることはありません。

・契約期間が過ぎると保障されない

契約が切れた翌日に死亡した場合、「昨日までなら保障されるはずの1,000万円が0円になった。」ということも起こります。

・原則的に解約返戻金がない

原則的に定期保険には解約返戻金がありません。長期の定期保険には、若い間に支払った保険料に一部貯蓄的要素もあり、返ってくることもありますが、年齢が上がるにつれ、返戻金も減っていき、他の保険と比べても返戻金は期待できません。

定期保険が向いている人とは

https://www.pexels.com/photo/adult-agreement-beard-beverage-541525/

定期保険のメリットやデメリットを見てきましたが、そんな定期保険はどんな人に向いているのでしょうか。また、定期保険への加入を検討するためには、どんなところに気をつければ良いのでしょうか。

ここでは、自分に合った定期保険を選択するために必要な知識として、定期保険が向いている人の特徴、目的や定期保険プランの特徴別での検討方法、選ぶときの注意点についてご紹介します。

定期保険が向いている人

定期保険は、一般的におすすめと言える人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

・一定の期間だけ保障を厚くしたい

子供が成人するまでの間、自分に何かが起きても大丈夫なように保険をかけておきたいという人に向いています。

・収入が多くないけど保障をつけておきたい

年齢が若く収入が少ない、また、何かしらで収入が減ってしまっても、一定の保障をキープしておきたい場合に、向いている商品でしょう。

・いざという時家族に負担をかけないようにしておきたい

働き盛りではあるけれど、何かあったとき家族に負担をかけないよう準備しておきたいと考える人にも定期保険はおすすめと言えます。

加入期間別オススメな人の特徴

すでに記載したように、定期保険は加入期間別に、「更新型」と「全期型」の二種類のプランがあります。

・「更新型」がむいている人の特徴2つ

1定期的に見直したいと考えている人

更新型は、契約期間を決めた上で加入します。基本的に解約の申し出がなければ自動更新となりますが、その都度自分に合った保険プランかどうか見直しも可能です。他にメリットが大きい保険があれば更新に合わせて切り替えができるため、賢く保険の見直しができるでしょう。

2若い間(特定の期間)は安い保険料で保障を厚くしたい人

基本的に更新型の定期保険は、年齢が上がるとともに保険料が高くなります。しかし、年齢が若い間だけ保障をつけたいと考えているのであれば、全期型の定期保険よりも月々の保険料は安く済む可能性が高いでしょう。

・「全期型」がむいている人の特徴2つ

1保険料にお金をかけず、手元にお金を残したいと考えている人

契約満了歳を迎えると自動で保険適用が終了となるため、更新できないというデメリットがありますが、毎月支払う保険料は加入期間ずっと一定額なため、総額で支払う保険料は更新型プランよりも安いと言われています。

2解約返戻金があるプランに申し込みたいと考えている人

全期型の定期保険は契約期間が満了となった場合、それまで支払ってきた保険料の一部が解約返戻金として返ってきます。保険会社や契約内容などによりますが、支払った金額以上の解約返戻金を受け取れるケースもありますので、将来にお金を残したい人にとっては良いかもしれません。

逓減定期保険と逓増定期保険について

上記でその特徴を記載しましたが、目的によっては全期型や更新型よりもメリットを感じられるかもしれません。逓減定期保険は年数経過に応じて保険金も保険料も安くなり、徐々に負担が減っていくので、働き盛りの人が先を見越して加入するもの良いかもしれません。

また、逓増定期保険は、10年以内に支払った保険料のほぼ全額が解約返戻金として戻ってくる定期保険ですが、一般的には、法人税の節約や退職金捻出を目的として法人で加入しているケースが多いようです。

定期保険を選ぶ際の検討材料

https://www.pexels.com/photo/adult-agreement-beard-beverage-541526/

加入する年齢や目的、条件などによって月々の保険料や保険金額は異なりますが、人気の商品の特徴としては、保険料は月2,000〜3,500円程度、死亡・高度障害時の保険金額は、保険金額を500~2,000万円の間で設定する人が多いようです。

加入時期について

定期保険は、ライフステージが変わったときなど、主に以下のタイミングで定期保険への加入を検討するときと言われています。

・結婚・出産

家族が増えることを機に、今後の家族のためを考え、自分が万が一死亡したときのために定期保険に加入するという方はたくさんいます。少ない保険料で大きな保障を得られるので、子供が小さい時だけ保険をかけ、子供が成人したら解約するという方法が合理的といえます。しかし、20~30代のうちは死亡率も低いので、まずは健康状態や仕事状況を考え、必要かどうかを検討することが必要でしょう。

・マイホームの購入時

大きな買い物をした後は、大きなローンの返済をしていくことになります。購入者に万が一のことがあった場合、ローン等は遺された家族が返済していくことになるため、大変な負担を残すことになります。購入者が亡くなった際に住宅ローンの残債が相殺される団体信用保険に加入する方も多くいますが、定期保険への加入も検討しても良いかもしれません。

定期保険選びの際に覚えておきたいこと

加入を検討する際に保険料に影響する項目を把握しておくと良いでしょう。

定期保険は、契約期間が長くなればなるほど保険料は上がる傾向になりますが、それ以外にも、死亡リスクの観点から、定期保険の保険料は以下の要因から構成されることになります。原則として、死亡するリスクが高い人ほど保険料が高くなるものと覚えておいて良いでしょう。

・年齢

一般的に若ければ若いほどに死亡率は低く、高齢になるほど死亡率が高くなります。したがって、加入時の年齢が若いほど定期保険の保険料は安くなります。

・性別

女性のほうが長生きすると統計で算出されているため、死亡率の低い女性のほうが保険料は安くなります。

・健康の状態

保険に加入する前には告知書と言って自身の病歴や入院歴などを紙に書いて申告する必要があります。保険会社はこれを見て、加入者の健康状態を判断し、死亡リスクに応じて保険料を上下します。身長・体重・BMI指数や血圧が標準値で、非喫煙者の方は死亡率が低いと判断され、保険料も安くなる傾向にあります。

年齢や健康状態は個人によって大きく異なる要素になりますので、少しでも安い保険料で定期保険に加入するには上記の構成要素を考えて、一度専門家にシュミレーションをお願いしたり、アドバイスをもらったりしても良いかもしれません。

ただ、加入を決める際は、保険料の安さだけで比較せず、やはり一番大事なのは自分がいつ誰にどれだけの保障が必要になるかはっきりさせること、そして、その目的にマッチしていることが大前提になります。その点を忘れないように検討しましょう。

まとめ

https://www.pexels.com/photo/adult-agreement-beard-beverage-541523/

定期保険が持つ特徴や保険に加入する目的によって、自分に合った定期保険プランは異なります。加入を検討する際に、今回ご紹介した定期保険の特徴などが参考になれば幸いです。

ご自身の貯蓄願望や希望保障額、収入状況などはそれぞれだと思いますし、年齢や健康状態もそれぞれだと思います。純粋な保険料だけでは、自分に合った定期保険かどうかの判断が難しいと言えますし、加入後に後悔しないためにも、一度、専門家に相談してみてもいいかもしれません。

当サイトでは無料で大手企業在籍の一流相談員との面談を無料で紹介しております。
興味のあるかたは下記フォームよりお問い合わせください。

無料保険相談はいかがですか?

「記事を読んでも、よく分からない」「実際に、保険のプロに聞いてみたい」そんな時は、保険サミットの無料保険相談サービスをどうぞ。 弊社の紹介する保険のプロが、こちらから最寄りのカフェまで伺います。 もちろん、その場で契約を迫られるような事はありません。是非、お気軽にお申込みください。