生命保険の加入率はどのくらい?加入金額は?

生命保険の加入率と加入金額

この記事の内容をざっくり言うと・・・

  • 生命保険の加入率は8割ほどだが、少子化などの影響もあり少し世の中の加入率は減少している。
  • 生命保険の中の死亡保険の加入率はおおよそ65%ほど
  • 最も保険支払額の多くなる30代〜40代での支払額の平均は年間で20〜25万ほど

保険というと、みんなが加入しているイメージがありますが、なかなか周りにも聞きづらい話題であると思います。実際生命保険に加入している人はどのくらいいるのでしょうか。また、加入している人は保険料にどれくらいかけているのでしょうか。この点、一度確認しておきたいですよね。

ここでは、日本の生命保険の加入率から、平均の保険金額や保険料を順に見ていきたいと思います。

生命保険の加入率はどのくらい?

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日本は世界から見ても、「生命保険大国」と言われるほど、生命保険への加入者が多い国です。生命保険文化センター「生活保障に関する調査(平成28年度)」では、民間の生命保険、簡保、JA、生協・全労済といった生命保険に加入している割合は、男女とも多く、男性では80.6%、女性では81.3%となっています。つまり、ほぼ8割の人が生命保険に加入していることになるのです。

生命保険の加入率

性別 加入割合
男性 80.6%
女性 81.3%

生命保険の加入率はこの20年ほどで、全体的に減少傾向にあります。これは、長引く不況により保険商品の金利、会社員の平均所得、少子化による扶養者などが減少したことが原因として考えられ、今後も生命保険の加入率が下がっていくことが予想されます。

一方男女別でみてみると、男性の加入率は減少傾向ですが、女性の加入率は増加傾向にあります。これは女性の社会進出によって、女性の収入や責任が増えたことが要因と考えられます。

《男女別生命保険加入率の推移 グラフ》

また、年齢別で見ると、30代からの加入が著しく、ここが一種の一般的な加入時期と言えるでしょう。人生の中でも生活が大きく変わりますので、絶好のタイミングと言えます。働き盛りの人々のほとんどが保険に加入していることになります。

生命保険の年代別加入率

年齢 20代 30代 40代 50代 60代
男性 58.2% 84.1% 88.1% 87.8% 81.6%
女性 53.2% 81.3% 87.1% 88.1% 83.5%

生命保険の中でも、死亡保険に加入している人の割合は?

その中でも「死亡保険」に関する備えについて見てみましょう。同調査にて、死亡保障への準備をしている人の割合を見てみると、男女別で男性が75.3%、女性が72.3%となっており、準備として生命保険を利用している割合が、男性で66.2%、女性で62.2%となっています。

死亡保険の加入率

性別 加入割合
男性 66.2%
女性 62.2%

年齢別でみてみると、やはり30代以降に著しく上昇しています。これは全体の保険加入者と同じことが言えるでしょう。

死亡保険の年代別加入率

年齢 20代 30代 40代 50代 60代
男性 38.7% 71.7% 75.9% 76.5% 65.0%
女性 32.8% 62.8% 69.8% 69.7% 61.9%

また、ライフステージ別に見てみましょう。未婚か既婚か、また子供がいるかどうかで分けてみると、やはりお金を残したい人が多い人ほど、加入率が高いことがわかります。

死亡保険ライフステージ別加入率

年齢 未婚 既婚(子なし) 既婚(子持ち)
男性 41.4% 67.0% 79.4%
女性 38.0% 56.6% 68.6%

結婚し、子供を持った男性は8割近く、女性については7割近くの人が自分の死に備えて、保険を利用しています。

同調査の加入のきっかけについても見てみると、

・家族や友人に勧められて

・営業職員や窓口に勧められて

・結婚をしたので

・元々必要性を感じていたので

・就職をしたので

ということが上位に挙げられています。

勧められて、というのと、ライフステージの変化が大きく関わってきています。

平均の保険料・保険金額は?

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ここまでは、保険の加入率について見てきました。日本では多くの人が保険に加入していますが、加入する保険の保険金や保険料はどのくらいなのでしょうか。順に見ていきましょう。

平均の保険受取金額について

加入すると決めた後に気になるのは、保険金額、つまり、もらえるお金をいくらに設定するかということと思います。家族の万が一に備える加入金額の平均を見てみましょう。

受け取る死亡保険の平均額は、男女別に見て、男性は平均1,793万円、女性は794万円となっています(全生保・普通死亡保険金額)。男性は女性の2倍以上の金額を設定されていることになります。稼ぎ手に万が一のことがあった場合の方が経済的リスクとして大きいからでしょう。死亡保険は稼ぎ手だけに多額の保険金をかけるのではなく、夫婦合わせて加入していることが予想されます。

数年前は男性で2,000万円を超えていましたが、年々減少気味にあります。次に世代別で見てみましょう。以下は、世帯主の年齢で分けた保険金額の平均(全生保)です。

年代別死亡保険金額

年齢 20代 30代 40代 50代 60代
男性 1159万円 2139万円 2452万円 2207万円 1083万円
女性 848万円 891万円 853万円 842万円 588万円

女性は60代になるまではあまり変わりませんが、男性は30代を超えると一気に跳ね上がります。以下、ライフステージ別も見ていきましょう。

ライフステージ別死亡保険金額

年齢 未婚 既婚(子なし) 既婚(子持ち)
男性 1216万円 1613万円 2632万円
女性 880万円 949万円 897万円

女性はあまり変化が見られませんが、男性の場合、子供ができた時に一気に金額が跳ね上がります。子どもの養育費や教育にお金がかかるため、その備えとしてのものと言えます。

平均の支払い保険料について

次に、平均の保険料を見ていきましょう。だいたい加入者はどれくらいの保険料を支払っているのでしょうか。

支払う保険料の平均額は、男女別に見て、男性は年間平均22.8万円、女性は17.4万円となっています(全生保)。月々に換算すると、男性は2万円弱、女性は1〜1.5万円ほどになります。次に年代別で見てみましょう。

年代別保険料(年間)

年齢 20代 30代 40代 50代 60代
男性 15万円 19.3万円 25.7万円 29.8万円 20.5万円
女性 11.4万円 16.3万円 17.9万円 20.6万円 16.5万円

女性はそれほど変化しませんが、やはり男性は保険金額も死亡リスクも上がる40代、50代の支払いが上がる傾向にあります。月に換算しても2〜2.5万円ほどかけている計算になります。

ライフステージ別にも見てみましょう。

ライフステージ保険料(年間)

年齢 未婚 既婚(子なし) 既婚(子持ち)
男性 17.4万円 20.8万円 28万円
女性 18.1万円 16.6万円 18.1万円

こちらも男性は設定している保険金額のせいか、子供持ちの方が4割ほど増えています。

第二章では、支払う保険料の平均をみてきました。年にすると20万円前後、しかもこの金額を数年、数十年払い続けるのだから、決して安くはないと思います。

保険会社の保険金等支払金

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では実際に万が一の際に支払われている保険金はどのくらいなのでしょうか。こちらも見ていきましょう。

社団法人生命保険協会の「生命保険の動向」2016年版によると、死亡保険金の支払いは101万件で、総額2兆8,336億円となっています。

この数字から一件あたりの平均額を計算すると、280.5万円となります。

死亡保険金:2兆8336億円÷101万件=280,5万円

これまで見てきた数字のイメージより、かなり低い印象ではないでしょうか。この金額の低さの要因は、多くの方が、高額な死亡保障のついている保険期間内に死なないという事です。

死亡保障が高額となる定期保険は、60歳や65歳の段階で無くなり、その後は終身保険部分の数百万円というのが一般的です。また、子どもの成長や貯蓄が増えていくのに合わせて減っていく形のものに入るケースが多いので、保険に入った直後に死亡した場合を除き、3,000万や5,000万円といった大きな金額を受け取ることにはならないということです。

実際に厚生省が発表しているデータを見ても、60歳までの死亡率は1割にも届きません。加入者全員に何千万も払っていたら保険会社がつぶれてしまうのでは・・・と考えた方もいらっしゃるとは思いますが、そうならないようにしっかりと設計されています。

保険はあくまでもいざというときに必要なリスクヘッジ商品です。このことを踏まえて、加入する保険を選んでいくことが大切かもしれません。

まとめ

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ここでは、生命保険の加入率、平均保険金額・保険料、そして最後に保険金の支払い額を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

加入率はあくまでも目安なので、みんなが入っているし、自分も入っていればとりあえず安心と考えるのではなく、必要な保険から優先して加入し、他の支出との割合を見ながら生命保険を検討していきましょう。

実際に日本は、他国と比べ、死亡率は低く、社会保障もしっかり整っているにもかかわらず、保険料も他国に比べて割高の設定になっている「保険過剰の国」とも言えます。場合によっては、「生命保険に入らない」という選択が最善であるケースもあります。

とはいえ、やはり「保険」というのは万が一の時のためのものです。万が一がないとは言い切れません。もしも生命保険の加入をお考えでしたら、収支状況、家族構成、職業等考慮し、「自分に合った生命保険」を選ぶように心がけてください。難しい場合は、専門家に相談してみても良いでしょう。

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