生命保険の商品の見方を知ろう

生命保険商品の見かたを知ろう〜特約について〜

この記事の内容をざっくり言うと・・・

  • 生命保険は本契約と特約で構成されており、様々な種類の特約で本契約にはない恩恵を得る事ができる。それぞれの特約の特徴を把握したうえで加入を検討することが好ましい
  • 本記事では特約にはどのような種類があるのかを記載しています

生命保険と聞いて、どういうイメージをお持ちでしょうか?「難しい」「よくわからない」。そう思っている方が多いのではないでしょうか。生命保険商品が複雑に見えるのは、さまざまな機能の保険種類を組み合わせていることが多いからです。

生命保険は「主契約」と「特約」との組み合わせで成り立っていますが、ここではその「特約」について見ていきましょう。

特約とは

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生命保険の商品構成は、「主契約」と「特約」との組み合わせで成り立っています。主契約とは、ご紹介済みの「定期保険」や「終身保険」などのことを言い、生命保険のベースとなる部分で、主契約のみの契約も可能です。

生命保険・・・主契約+特約

では、特約とは何のことを言うのでしょうか。

特約とは、主契約に付加して契約することにより、主契約の保障内容を充実させるものをいいます。

特徴として、以下のようなものがありますので、順に見ていきましょう。

●主契約の不足部分の補助や内容を充実させる役割

生命保険の契約は、主契約が基礎となりますが、それに付け加えるように保障を上乗せするものが「特約」になります。内容として、主契約だけでは足りなかったり、主契約の保障をより充実させたりするものになります。

●特約のみの加入は不可能

特約は、主契約に付帯する形になりますので、特約のみの加入はできません。主契約が基本で、特約は付属品となります。

●特約に加入しなくてもいい

特約は付属品なので、加入しなければいけないものではありません。主契約と特約がセットになったものが推奨されていることもありますが、必要ないと思えば主契約のみの加入も可能です。

●特約は多種多様

特約は会社や商品によっても違うので、多種多様です。とにかく「数が多い」です。

●付加できない場合もある

特約によっては、主契約が限定されたり、会社によりますが最低取扱金額や主契約の保険金額による制約などを受けたり、条件満たさなければ付加できないものがあります。会社や商品によって異なるため、契約前に確認が必要です。

●主契約が切れると同時に切れる

主契約が解約または満期となった場合は、特約も同時に消滅します。特約のみの加入はできないのと同じように、特約だけを残すこともできません。なお特約だけを解約することは可能です。

終身保険や個人年金保険の終身年金に疾病入院特約や災害入院特約などを付加した場合は、原則80歳まで(生命保険会社によっては一生涯)これらの特約を継続できます。なお、保険料払込満了後もそれら特約の継続を希望する場合には、通常、主契約の保険料払込期間満了後の特約の保険料を一括(前納)して払い込む必要があります。分割払、年払を取り扱っている生命保険会社もあります。

特約とその種類

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商品の販売名称は保険会社によって違いますが、主契約や特約の種類名称は共通したものが使われています。ここでは特約のそれぞれの種類について見ていきましょう。

ただし、同じ保険種類の名称であっても、保険会社によって仕組みや保障内容が異なる場合があります。

特約の種類はたくさんありますが、生命保険文化センターによると、特約はおおまかに以下の5種類に分類できます。

●一定期間の死亡保障を厚くする特約

・定期保険特約
死亡・高度障害の際に保険金を受け取れる特約です。例えば保険金が500万円の終身保険に2000万円を5年間だけ上乗せするなどの使い方ができます。

一般的には保険金額は変わりませんが、保険期間が経過するごとに保険金が減っていく「逓減定期保険特約」、反対に保険金額が増えていく「逓増定期保険特約」もあります。満期保険金はありません。

・家族定期保険特約
主契約において対象となる被保険者の家族まで、保障範囲を広げることができる特約です。被保険者の家族が死亡・高度障害の状態になった際に保険金を受け取ることができます。

・収入保障特約(生活保障特約)
死亡・高度障害の際に受け取れる保険金を、年金形式で受け取れるものです。受け取れる年金の回数が予め決まっているものと、契約時に決めるものとがあります。

・特定疾病(三大疾病)特約
特定疾病とは、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中のことです。以上の3つを原因として、保険会社が定める「所定の状態」になった際、また死亡・高度障害の状態になった際に保険金が受け取れます。ただし、特定疾病の保険金と死亡・高度障害の保険金は重ねて受け取ることはできません。この特約は、保険期間が一定のもの(定期型)一生涯のもの(終身型)があります。

  • 不慮の事故による死亡・障害状態に備える特約

・災害割増特約
「自然災害」「火災」「所定の感染症・伝染病」などの災害によって死亡または高度障害状態になった際に、通常の保険金に加えて割増料金が支払われる特約です。該当する災害内容は、保険会社によって定義が異なる場合があるので確認しておくことが必要です。

・傷害特約

特定の伝染病が原因で死亡したり、不慮の事故を原因に180日以内に死亡した場合に受け取れる保険金が上乗せされる特約です。不慮の事故や伝染病が起因で後遺障害になった際は、障害給付金が上乗せされます。

  • 入院、手術、通院などの病気、怪我の治療全般に備える特約

・疾病入院特約
入院時に入院給付金を受け取ることができます。病気・不慮の事故が原因で所定の手術をした際には手術給付金を受け取ることができます。保険会社によっては「入院特約」「手術特約」のように分けている場合もあります。

・災害入院特約
不慮の事故が原因で入院した際に、入院給付金を受け取ることができます。

・長期入院特約
病気や不慮の事故が原因で長期入院をした際に入院給付金を受け取ることができます。長期入院の日数の定義は、保険会社ごとに異なります。

・通院特約
入院中だけでなく、退院後の通院にも給付金が支払われる特約です。通院は、入院中に治療していたケガ・病気に対する療養を目的としたものを対象としています。

●特約の疾病や損傷の治療に備える特約

・成人病(生活習慣病)入院特約
ガン、脳血管疾患、心疾患、高血圧性疾患、糖尿病のいずれかで入院をした場合に入院給付金が支払われます。また、これらの病気を治療する目的での手術の際にも、手術給付金が支払われるものもあります。

・女性疾病入院特約
女性特有の病気(子宮や乳房の病気や甲状腺の障害など)で入院した際に入院給付金が支払われます。こちらも保険会社によっては、手術をした際に手術給付金を支払うのもあります。

・特定疾病(三大疾病)保障特約

(※「一定期間の死亡保障を厚くする特約」にて記載済み)

・ガン入院特約
ガンでの入院に対して入院給付金が支払われます。保険会社によってはガンと診断確定された際の「診断給付金」、手術をした際の「手術給付金」や死亡保険が受け取れるものもあります。給付対象となるガンの種類は保険会社によって異なる場合がありますので、事前によく確認しておきましょう。

・特定損傷特約
不慮の事故により骨折や腱の断裂の治療をした際に給付金を受け取ることができます。

●その他の特約

・介護特約
要介護状態(寝たきりや認知症など)になった期間が一定以上継続した際に、一時金や年金が支払われます。

・リビング・ニーズ特約
余命が6ヶ月以内と判断された場合に、生前に死亡保険金の一部または全部を受け取ることができます。

特約の選び方

特約の種類を見てきましたが、かなりたくさんの種類があることがわかったと思います。その中から自分にあったものを選び出すにはどうしたらいいのでしょうか。確認のポイントを見ていきましょう。

●目的を確認する

加入する目的、つまり、「誰に」、「どのくらい」、「何に使うお金」を残すのかを今一度確認しましょう。明確であれば個々の特約の必要性も自ずとわかってくるでしょう。

●目的と特約の役割と照らし合わせる

上記で確認した保険加入の目的と、特約の役割を見ていけば適切な選択をすることができます。「一定期間保障を厚くしたい」、「不慮の事故に備えたい」、「病気まで保障範囲を広げたい」など特約の大まかな分類と自分が備えたい事態とを照らし合わせてみましょう。

●保険料が家計にとって適切か

特約は付加すればするほど当然保険料も増えていきます。保険はあくまでも補助的なものであり、家計を圧迫していては本末転倒です。

特約のつけすぎも保険料のムダ払いになる可能性があります。安心感のために付加するのではなく、必要性を吟味しましょう。

●そもそも特約は必要かどうかを考える

そもそも特約は、主契約の補助機能的なものであり、主契約の保障内容が目的に合致している場合は特約をムリに付ける必要はありません。

保険会社が特約をとにかく推してくる場合は、主契約の保障内容が充実していないことをごまかそうとしている可能性があります。その場合は、その場では決めずに後ほど検討するか、専門家に相談してみてもいいかもしれません。

無難なのは、特約を推してくる保険会社とは契約をしないことです。あくまでも主契約の補助なのに、特約を推すのは主契約が充実していない証拠です。

●別々の保険に加入できないかを検討する

特約を付ける場合、それを他の保険で賄うことができないかを検討してみましょう。特約を他の会社の主契約で検討することで、元々の主契約の必要性が検討できたり、より充実した内容の保険をつけることができたりするケースがあります。

●解約すると全ての保障がなくなる

別々の主契約で保険に加入をしていると、ひとつを解約しても他の保険の効果は残ります。しかし、主契約をひとつにして特約を充実させた場合、管理はらくですが、解約することで全ての保障が消滅します。主契約が充実したものを複数契約した方が、リスクが少なく無難と言えるため、特約は付加するのであれば内容等しっかり見極めた方が良いでしょう。

おわりに

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特約について記載しましたが、「主契約」の補助的な役割であり、かつ、特約を充実させるよりかは、他の主契約も検討した方が良いことも理解できたのではないでしょうか。また、特約を付加することで安心感は増しますが、家計を圧迫してまで充実させる必要はありません。

保険選びの基本と同じように、特約についても、自分が保険に加入する目的をしっかりと確認して、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

主契約を絞り、特約を充実させると管理が楽ですが、不要になったらすぐに解約できるのは複数の主契約で加入するスタイルです。見直しのしやすさも含めて、慎重に検討するようにしましょう。自分で判断がつかなければ、専門家を頼ることもお勧めします。

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